Makoto Arakida

Interviewer Back number
HOME INTERVIEW > Interview File1
過去も今も人材紹介は僕にとってわくわくの連続する仕事。ブレイクスルーを生む企業と人の創出、その源でありたい。
時には早朝4時に出勤して始業前にEメール送付を終わらせる。初めて会う人材に対しては半日かけて提案内容を考える。その結果が年間売上2億。会計事務所系大手コンサルティングファームのマネージャーから約7年前に人材紹介業界に転身した荒木田 誠を訪ねた。

小さな努力の積み重ねの果てに

 メジャーリーガーのイチローの言葉に「小さなことを積み重ねることが、とんでもない所へ行くための唯一の道」というものがある。生きる世界は全く違っても、トップを疾駆する人間の感性は共通のようだ。人材紹介会社アクシスコンサルティングのマネージングコンサルタント・荒木田誠も小さなことを積み重ね、マネージャー職につくまでプレーヤーに専念していた時期には、年間2億の売上を計上するというとんでもない境地に達した。年間の売上高が数百万円、数千万円のコンサルタントと彼の決定的な違いは何か。彼の口から出てくるのは日々の小さな努力の積み重ね、それに尽きる。
「この仕事はワン・オブ・ゼムと人材に思われたらダメなんです。人材側からするとエージェントは相談できる唯一の人。正直、エージェント側からすると、人材はたくさん担当している方々のうちの一人かもしれません。でも、それを見せてしまったらアウトなんです。いつでも僕にコンタクトをとれる状態なんですよ、と一人ひとりに感じさせるのが我々の勝負どころ。ここに僕は最も神経をとがらせています」。

人材とはロングスパンでおつきあいする

 人材にとって自身をワン・オブ・ゼムと感じさせないため、荒木田は日々どのような活動をしているのか。彼が担当する人材は約200名。数年ごしのロングスパンでつきあっている方も多い。そのスタンスは数カ月単位で成果を求められる人材紹介会社のエージェントとしては異例だ。
「長いおつきあいの中では、例えば、街で有名な落語家を見かけたんですよという、ビジネスとは関係のないメールをお送りすることもあります。そんな何げないコミュニケーションから転職の相談に発展することもありますし…一日で送付するEメールは100通をくだらないですね」
 もう一つ荒木田が徹底的にこだわっていることがある。それは、人材への提案にかける手間ひまだ。
「はじめてお会いする人材の方に対し、半日かけて提案内容を考えることもあります。どうやって驚きと感動を提供するか。それには、ご本人が予想もしていなかった第3、第4の道を我々が提示するしかありません」。
 日中は予定が埋まっていることが多く、早朝4時、5時に出社して皆が出勤する9時までにメール送付や提案内容のプランニングを終わらせることも少なくないという。
 そんな誠意ある対応により、プレーヤー専念時には月間で5〜10名、管理職の今でも数名をコンスタントに成約している。現在担当している人材の約7割が紹介によるものであり、彼がいかに周囲に信頼されているかが分かる。「僕は人よりも粘り強くて諦めない、それだけです」と荒木田は言う。
2次へ
アクシスコンサルティング株式会社 マネージングコンサルタント 荒木田 誠

荒木田 誠(あらきだ・まこと)

新卒で入社した金融系SI企業から将来のキャリアとして中小企業のコンサルに興味を持っていたこともあり、米系コンサルティングファームへ転職。主に製造業に対するコンサルティング案件に携わりマネージャーとして活躍する。2003年にキャリアコンサルタントに転身後、コンサルタントへの転身だけでなく、数多くの業界内転職、エグジット転職をトータルサポート。業界情報の広さ、深さは日本トップクラス。執筆活動、セミナーでの講演など活動は多岐にわたる。

[Corporate profile]

アクシスコンサルティング株式会社

キャリアアップを目指す皆様をサポートする人材コンサルティング集団。情報収集のスタートから、企業の絞り込み・面接そして退職活動まで、一貫した One to Oneサポートをご提供。