Hidenori Umeda

Interviewer Back number photographs=Kenji Sakurai Interviewer=Tomomi Watanabe text=Kazuyuki Koenuma
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※会社名、所属部署名、役職はインタビュー当時のものです。
礼儀正しくて柔和な仕草と、知性を感じさせる言葉の選び方で、梅田は自分が歩んできた道のりを淡々と語った。その口からは、「努力」「ストイック」「雑草魂」など泥臭い言葉が幾度も飛び出した。徹底的に自己分析し、自分を見つめ直すことから始まったコンサルタント人生と、日々心がけているマインドや仕事術の一端を紹介する。

あらゆる業界で不変の営業マンとしての役割

 梅田には常に持ち続けていたものがある。向上心やストイックさが入り混じった、いわゆる“雑草魂”だ。目標を高く持ち、そこに向かって努力できるかで、人間の成長の度合いは左右されるとトップコンサルタントは断言した。
 元々医療業界に興味はあったが、就職活動の結果、JA福岡豊築に入社。事務を2年経験した後、営業部に異動。志望業界に入れなかった悔しさを持ち続けていた梅田は、本人の言葉を借りると「馬車馬のように」働き、営業1年目、2年目と目標を達成。特に2年目は、社内でもトップの成績を残した。それをきっかけに、医療業界で働きたい思いが再燃してきた。
「もっと、自分はやれるはず。もっと自分の可能性を追求したい、と思いました。それで、医療業界に携わりながら営業ができるSMSに転職しました」
 医師・看護師に特化した人材紹介や転職サイトを運営するSMSで、梅田の新たなステージが始まった。
「入社してから一ヶ月間の研修はありましたが、とにかく営業の日々で、仕事は働きながら覚えていくという信念を持って、前職で学んだことを生かしながら、日々学んだことを組み合わせて営業をしていきました」
前職で扱っていたのは金融商品【信用・共済(保険商品)・ローン・年金獲得等】。お会いした方の話に耳を傾け、その方のライフプランに合った商品を提案する仕事だった。業種こそ違えど、人材ビジネスも同じ。目の前の方に向き合い、満足していただくことが役割だと思い取り組んでいった。
 だが、営業スタイルに大きな違いがあった。前職では対面営業だったが、SMSでは求職者へのアプローチからニーズのヒアリング、最適な転職先の紹介、履歴書の書き方や面接対策まで、基本的に全て電話・メールで行うスタイル。求職者と会うのは、面接で同行するときが初めてとなる。相手の表情が見えれば、様子や仕草を見て会話ができるが、電話では見えづらいため、どのように対応すれば良いのか悩んだ。しかも周りは優秀なコンサルタントばかりで、自分だけ取り残されているのではないかと思うこともあったが、ここでも持ち前の雑草魂が発揮された。

顔の見えない相手と距離を縮めるためには

 ここで成果を出すために何をすべきか自問自答する中で、入社当初は我慢の営業を続けた。
「初めからできる人はいるかと思いますが、自分はコツコツ努力して積み上げていくタイプ。基礎があれば上昇していけると確信していました。自分には何があって何が足りないのか?そう思い、周りのコンサルタントのやりとりを観察していましたね(笑)。けれど、ただ真似をするのではなく、自分の良さも出さないといけない。思考錯誤していくうちに、自分のトークの形ができてきました」
 相手の立場になって考えるうちに、少しずつ電話越しでも相手の考えが分かるようになってきた。例えば興奮すれば声が大きくなる。良い反応や拒否反応を示すときは、それぞれ声のトーンが変化する、など。相手の心理状態を意識し、欲していることを読み解きながら会話を進めると、距離が自然に縮まる。すると、自分の言葉一つひとつが、より相手に響くと実感できるようになった。
「履歴書の書き方から志望動機、面接時の質問内容まで一緒になって考え、万全の状態で面接に臨んでいただきます。このとき、求職者とのリレーションを通して距離を徐々に近づけ、一体感を持ち『一緒に面接を頑張るんだ』と意識してもらうことが転職成功への近道だと考えています。またペースを緩めると熱も冷めてしまい、リードタイムがただ延びるだけなので、1週間以内の面接実施を心がけています」
 SMSでは、コンサルタントが企業との面接に同席するかは、現場及び自己判断となっている。梅田は多忙であっても、常に同席するようにしている。もし、企業・求職者の間で意思疎通がうまくいかないことがあっても、自分が間に入ることですぐに解決したいと思うからだ。また求職者に満足してもらうことで、転職意欲のある友人の紹介に繋がり、さらなる成果へ繋げている。梅田の快進撃が始まった。
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梅田英典

梅田英典(うめだ・ひでのり)

1984年6月8日生まれの29歳。福岡県出身。九州国際大学法学部卒業後、2007年JA福岡豊築に入社し、金融共済部門に配属。複合渉外でトップセールスを上げ、2011年、株式会社エス・エム・エスに入社。持ち前の雑草魂と向上心を強く持ち、トップコンサルタントとして常に高い成果を出す。コンサルタントとリーダーを経験する中でメンバー育成にも携わり、現在はチームの中心として活躍している。趣味は映画鑑賞、読書。

[Corporate profile]

株式会社エス・エム・エス

2003年4月の設立以来、「介護」「医療」「アクティブシニア」分野で情報インフラを創出。インターネット、紙媒体など複数のメディアを通じてサービスを提供している。その一貫として人材紹介、求人情報、就職イベント等の人材関連サービスやコミュニティ等の運営を行っている。