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ブリキの太鼓

全国の文学志向のみなさんこんにちは。
ポーターズ平田です。

先日観た映画『ブリキの太鼓』byフォルカー・シュレンドルフ
についてお話します。

この作品は、ドイツのノーベル文学賞作家ギュンターグラスが原作を書いている
ドイツの戦後文学の中でも有名な作品です。

ちなみに
アカデミー賞:外国語映画賞
カンヌ国際映画祭:パルム・ドール
LA批評家協会賞:外国映画賞
などを獲得している名作です。

ストーリーは、
国際自由都市であったダンツィヒに生まれた、
オスカルという早熟な少年の独白で語られます。

ドイツ人の父とカシューブ人(ポーランドの少数民族)
である母との間で生まれたオスカルは、
ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党の蔑称の複数形)の狂気に染まる父親と
従兄と不義密通する母の間で育ちます。

そして、
オスカルは、眼前で繰り広げられる大人達の醜悪な行動の数々に心底失望し、
3歳のバースデーに、階段から地下室へ身投げし、
自らの意思で己の成長を停止することを決意します。

結果、
オスカルは3歳の誕生日にプレゼントされたブリキの太鼓を気まま、
気ままに叩き続け、
都合の悪いことや、
嫌なことがあると、いやんいやん、ってな具合で、
奇声をあげてガラスを破壊する能力を持つようになります。

すると、
不気味なことに、オスカルは、いつまでたっても3歳児のままで、
時代は当たり前のように変遷に、ナチスの台頭がはじまり・・・

というわけなのですが、
観て感じたのは、
当時12歳であったという子役ダーヴィット・ベネントの狂気と演技力です。

はじめ3歳児を演じて、次第に、本当の年齢が気味悪く分からなくなるところなど、
これが本物の演技なのだなと。
ハリウッドの名優の中には、
役柄のために、おのれの生え際の毛を抜いたりした方もいるが、
これぞ、プロフェッショナル。

おそらく一生観ない方の方が多い映画で、
時代背景もあり、グロテスクなシーンもありますが、
もし興味があれば是非。エンターテイメントではないので、
面白くないですが。

by hirata

# by porters_admin | Permalink
2008年03月03日 16:33 | ポーターズ日記 | TRACKBACK (0)

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