CROSS TALK

対談インタビュー

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0505

世界中の人たちの「働く」を
見つめ、考え、幸せにしていく。
これがポーターズの使命。

CROSS TALKvol.05

PORTERS Asia
SG&
PORTERS Asia
Vietnam

Managing Director & General Director

PORTERS Asia SG Pte., Ltd
Managing Director

MITSUI
Ken

Globalグループ統括責任者
ポーターズアジア
シンガポール法人代表

三ツ井 健

PORTERS Asia Vietnam Co., Ltd
General Director

MIZUOCHI
Kento

ポーターズアジア
ベトナム法人代表

水落 健人

about story

世界の雇用を創出するインフラサービスの提供を目指すポーターズ。現在は東南アジアを中心に、スタートアップから大手、日系から外資系に至る人材紹介、派遣企業に世界11カ国で導入実績をもつ。リクルートスタッフィングを経てポーターズに参画し、ポーターズ グローバル ネットワーク企業4社の役員を勤める三ツ井健と、大手人材会社で台湾法人の立ち上げを成功に収め、2024年からベトナム法人の新代表に就任した水落健人。2人のキーパーソンが中心となって進めるグローバル展開の現状と今後の戦略を語ってもらった。

シンガポールに続き
ベトナム現地法人を設立。
よりローカル領域を〝攻め〟ていく。

水落

僕は社会人としてポーターズが3社目なんですが、より困難な環境に身を置くことで自分自身が成長できる。成長とは「できないことができるようになる」すなわち一つひとつの壁をクリアしていく事。その喜びは、日本より海外のほうが感じられると思っているんです。僕は最初に入社した会社で台湾法人の立ち上げを経験しました。今回はその経験を活かしてアジアのなかでも特に経済成長が著しいベトナムでポーターズの新たな拠点を展開してマーケットに貢献したいと考えています。

三ツ井

その心意気に期待しているよ。ベトナムは人口が1億人を超えたね。

水落

そうなんです。1950年台に人口2500万人くらいだったのが、いま日本と同じくらいまで伸びていて。いわゆる「人口ボーナス期」。平均年齢は33歳、凄まじく活気がある国ですよね。

三ツ井

ポーターズのこれまでの戦略としては、シンガポール法人を中心にハブとして周辺諸国に営業範囲を広めて行った感じだったけど、今回のベトナム現地法人は、ベトナム国内でしっかり根付かせる初の展開ということになるね。

水落

そうですね。ベトナムのローカルマーケットに浸透させるスキームを作って更にタイ、インドネシア…と横軸展開を進めていきたいです。気持ちは「片道切符」で着任してます(笑)。健さんもですよね?

三ツ井

僕は前職のリクルートスタッフィング時代からアドバイザリーとしてポーターズの派遣会社向け製品の企画開発に関わって、毎週会議に参加していたんだよね。その時、会議で話したことが翌週には企画に反映されていたり、数カ月後には新たな製品の機能としてリリースする準備ができたりしていて。製品開発のスピードや意思決定が早い会社だなと感じたのがポーターズの第一印象だった。

水落

そうだったんですね。

三ツ井

前職では役職に就いて、自分のポストや置かれた環境に満足していながらも、ポーターズがこれから東南アジアに拠点展開していくと聞いて、自分の今後のキャリアの新たな場として魅力的に感じたのがきっかけ。僕は幼少期にタイのバンコクに住んでいて、東南アジアが第2の故郷と思っているので、アジアに関われるなら是非ジョインしたいと思ったんだよね。西森社長が考えるポーターズのグローバルな未来構想に共感して、家族と共にシンガポールに移住しました。僕も水落くんと同じで、日本に帰るつもりはないかも(笑)。

各国の雇用の最大化を目指すなら
自分の目で、自分の手で。
現地のリアルを掴むことが大事。

三ツ井

ところで、いまのPORTERS Asiaの課題は何だと考えてる?

水落

シンプルに人手不足で海外展開に注力できていなかった現状があるのと、いま日系のお客様が99%で、頭打ち感が否めないなと。そこを早く抜け出すべく、ベトナム現地法人は本当に重要な拠点になると思っています。どんなスピード感でローカルに入っていけるかは未知数ですが、しっかり調査をして、事業の基盤を固めたいと思っています。

三ツ井

これまではシンガポールをハブとして短時間な移動で商談/訪問をしながら東南アジア主要国のタイ、インドネシア、マレーシア、インドなどの多国化を実現できた。直近ではコロナ禍でオンラインが浸透したこともあって、シンガポールにいながら今まで以上の頻度で11カ国のお客様の運用サポートや問い合わせへの対応が主流になってきたね。これから水落くんがベトナムに渡り、「実際に現地で何が起こっているのか」「どんな人がいてどんな経済環境なのか」ということを肌で感じることは本当に大事なこと。いわゆる日系企業ではなく、「ベトナムそのものの雇用”に貢献する方へ舵を切る」という決断に可能性を感じる。やはりリアルってすごく大事だから。

キーワードはオーナーシップ。
ポジティブな冒険心が
海外展開のカギになる。

三ツ井

いまポーターズは海外展開を垂直に立ち上げる大事な時期。なので、それに関わる人材に対しても十分な先行投資をしていきながら、海外雇用に関わるビジネスを積極的に展開していこうというのが今後の戦略。特に柔軟なアイデアをもつエンジニアたちの知識や経験を突破口にして、グローバル拠点を推し進めたい。

水落

ポーターズのエンジニアは優秀な人材が多くて、プロダクトベースで「もっとよくしよう」と考えるメンバーが多いですよね。

三ツ井

そうだね。まさに顧客ニーズに敏感で、プロダクトへの想いが強いエンジニアが自社に多いことはポーターズの大きな特徴のひとつ。人物的にもいい人材が集まっているよね。メンバー一人ひとりのホスピタリティ精神だったり「顧客のために最善を尽くそう」という想いはもう十分、風土として根づいている。これからはそれに加えて、“会社”としてお客さんのナレッジをベストプラクティスに変えていくということが必要。もっと我(が)を出して、“お客さんを仕切る力”というのかな。そういうことができる・そういうことに挑戦したい人たちが、今後ポーターズを変えていく一人になるんだろうという気がしている。

水落

あとグローバルに関しては当社のシステム導入のケーススタディが少ない状態なので、先ずは利用ユーザーを増やす。うちの強みを“当てていく”チャレンジ精神が重要ですよね。

三ツ井

僕もそう思うな。だから「もっと失敗していいよ!」って伝えたい。「ポーターズで何かを学ぼう」ではなく、「ポーターズを変えてやるんだ」というマインドで入ってもらえると、すごく楽しめて自身が成長できる会社なんじゃないかな。

水落

それは間違いないですね。

三ツ井

あとは「オーナーシップ」がキーワード。何か困難に直面したときでも、ここから打開してやろうと思える人、思い立ったら行動できる人がいい。「ポーターズはシステムをつくる会社」ではなく、「雇用に貢献することならなんでもやる」というスタンスで各国のニーズに合わせて展開しようと考えているので。とにかく先入観なく、柔軟に物事を考えられる人と一緒に働きたい。

水落

僕も健さんと同じくです。加えて挙げるとすれば「突破力」かな。ベトナム法人の今後の活動も前例がないので何が正解かもわからない。それでも正解を常に探し続けながら、前に進み続ける。そんな心意気のある仲間と働きたいです。

三ツ井

一人ひとりの「働く」という世界を改めて考え、見つめ、幸せにしていくこと。これが「雇用に貢献する」ということだと僕は思う。働く環境だったり、待遇だったり、そういうものが一つずつ改善していく世の中になっていけばいい。たとえばポーターズのシステムを通じてある一定を効率化することで、人材業界に関わる人のタッチポイントが、より求職者や企業の採用担当者とのコミュニケーションに寄っていくことができるよね。人が本当にやるべきことに注力することで、業界の価値をあげていく。できればポーターズがその渦の中心となって、それらを支援できる状態をつくれたら嬉しいし、そこに喜びを感じられるような人を、僕らは待っています。